このページでは、ドラマ「ラジエーションハウス」第1話のあらすじやネタバレについて掲載しています。
2019年4月8日より放送がスタートしたドラマ「ラジエーションハウス」は、フジテレビ系「月9」枠で、毎週月曜21時00分～21時54分に放送されています。
「グランドジャンプ」に連載中の原作：横幕智裕、作画：モリタイシの漫画作品が原作のテレビドラマで、脚本は大北はるか、主演は窪田正孝が務めています。
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目次
ドラマ「ラジエーションハウス」第1話のあらすじ
五十嵐唯織（窪田正孝）は、「写真には必ず真実が映る」と信じている放射線技師。アメリカで最も権威ある放射線科医からその才能を認められた唯織は、帰国後、ずっと思いを寄せている幼なじみの甘春杏（本田翼）が放射線科医として勤務する甘春総合病院に採用される。
22年前、杏は、父親の跡を継いで医者になる夢を唯織に話していた。そのとき杏は、病気を見つけるにはカメラマンが必要だから、世界一のカメラマンになってお手伝いをして、と唯織に告げていた。初出勤の日、唯織はバスで甘春総合病院へと向かう。同じバスには、唯織とともに採用された新人放射線技師の広瀬裕乃（広瀬アリス）の姿もあった。その途中、バス運転手・天野（春海四方）のわずかな異変に気づいた唯織は、救急車を呼ぶよう乗客に呼びかける。唯織は、駆けつけた救急隊員に、血管造影ができる病院へ搬送するよう指示する。
天野は甘春総合病院に搬送された。受け入れたのは救急担当の整形外科医・辻村駿太郎（鈴木伸之）だ。だが、天野は自力で立てるほど元気で……。甘春総合病院の放射線科は、科長兼診療部長の鏑木安富（浅野和之）のもと、ギャンブル好きの技師長・小野寺俊夫（遠藤憲一）、男勝りな独身女子・黒羽たまき（山口紗弥加）、軒下吾郎（浜野謙太）、威能圭（丸山智己）、悠木倫（矢野聖人）が放射線技師として働いている。彼らの間では、唯織が病院長・大森渚（和久井映見）の隠し子ではないか、という噂も広まっていた。
唯織は、バスの一件で遅刻しながらも、遂に杏と再会を果たす。ところが杏は、唯織のことなどまったく覚えていなかった。大きなショックを受ける唯織。
そんな折、前夜、唯織が河川敷で出会い、親しくなった菊島亨（イッセー尾形）が甘春総合病院に搬送されてくる。実は菊島は世界的な写真家だった。小野寺たちは、頭痛を訴える菊島の頭部MRI検査を行った。しかし、画像の左上が黒く抜けて欠損していて……。
ドラマ「ラジエーションハウス」第1話のネタバレ
金属アーチファクトと造影剤アレルギー
菊島の頭部MRIの黒い欠損は、金属により磁場が乱れ画像が歪んだり欠損したりする「金属アーチファクト」によるもので、原因は奥歯に詰められた銀歯と金属製の脳動脈瘤クリップだった。菊島は造影剤アレルギーがあるため、造影剤を投与しての血管造影検査もできず、世界的な写真家である菊島の頭痛の原因が分からず手遅れになったら病院の受けるダメージは計り知れない、と部長の鏑木は困惑する。「局所磁場の乱れ…」など呟きながら考える唯織…。
杏は技師たちに、このままでは診断ができないためどうにかするように指示する。菊島が”見た目”によらず実は世界的な写真家だったとはなぁと感心する技師たちの話を聞き、唯織は”そうか！”と思い立ち、杏に「甘春先生！僕は昔太っていました！」とカミングアウトするが皆にスルーされる…。
娘との関係
入院の手続きにきた菊島の娘（森矢カンナ）が、菊島と会わずに帰るところで裕乃と出会う。菊島は8年前に妻を亡くしたとき、ウユニ塩湖で星を撮影していたため、家に戻ったとき妻は亡くなった後で葬儀も終わった後だった。菊島の娘は、星ばかり追いかけていつも家にいない父とはもう会わない、あのときの母の気持ちを思い知ればいいと言う。
それ以来、菊島も娘に合わせる顔がなく、妻の命日に出す予定だった写真集も未だに未完成のままだった。そんな菊島に唯織は「あなたの写真を撮らせてください」と言う。
唯織は杏にもう一度菊島の検査をさせてもらえるよう頼むが許可されず、技師長の小野寺たちにも、うちの医者は技師の言うことに聞く耳を持たないから何を言っても無駄だと言われる。
そこに医院長の渚がやってくる。唯織は渚と医院長室へ行き、そこで見た”湿布”にヒントを得る。
唯織は小野寺に、菊島の頭部MRIもう一度撮りたいというが、部長の鏑木の根回しにより菊島は転院することになっていた。唯織は「菊島さんの頭の中に何かあるかもしれません。僕、助けたいんです」と諦められない。
その頃、婚約者とともにウエディングドレスを選んでいた菊島の娘のもとに、菊島の容体が急変したという知らせが入る…。
頭痛の原因
容体が急変した菊島は昏睡状態に…。しかし頭部MRIが黒く欠損していて診断を特定できず、医師たちは万が一死なせてしまったら病院の評判が地に落ちるという理由で転院させようとするが、今の状態で転院させるのは危険だと反対する杏は、造影剤を投与しての血管造影検査で頭痛の原因を特定すると決断する。
その頃、唯織たちは医師に無断で菊島の頭部MRI撮影を再度行うが、部長の鏑木に見つかってしまい、菊島は血管造影検査を行うために血管撮影室に運ばれてしまった…。
必要な写真を撮り終えていた唯織は、裏面のシートはめくってすぐ捨ててしまう”湿布”と同じように、MRIにも普段は診断用に使われる強度画像の裏に隠れて捨てられてしまう”位相画像”があることに気づき、データ処理をして徐々に黒い欠損部分を小さくしていく…。技師たちも協力して時間を稼ぐ…。
菊島に造影剤が投与される寸前で、原因を解明した唯織たちが止めに入る。医師たちに頭痛の原因が”ウエステルマン肺吸虫”という寄生虫によるもので、ボリビアで撮影された菊島の写真集を見せて”ボリビアで淡水産の蟹から感染した”と説明し、造影剤を投与しての血管造影検査は中止された。安堵する技師たちの表情は誇らしげだが、複雑な心境の杏は浮かない表情だった。
その後
病院に駆けつけていた菊島の娘に、唯織は菊島の写真集を見せ、「あなたが生まれたときに奥様と約束したそうです。いつかあなたが大きくなって、大切な誰かを見つけたときは必ずここで写真を撮ってあげる」「それ以来、菊島さんはレンズの奥にあなたが立つ姿を思い浮かべていたそうです」と未完成の写真集の理由を明かす。
そして退院の日、菊島が病院を出るとそこには娘が笑顔で父のことを待っていた。
退院する菊島を見送る裕乃は、病院内で勤務初日に遭遇したバス運転手・天野が、整形外科医の辻村（鈴木伸之）に、あのタイミングで血管造影検査と治療ができてラッキーだったと言われ「さすが先生です。」と感謝している姿を見かけ、唯織の診断が適切だったことを知り驚く。
後日、唯織のもとには完成した写真集が届き、手紙には「おかげで完成したよ。」「同じ写真家でも、君は目には見えない身体の中を映し出す”病の写真家”といったところだろうか」と書いてあった。その写真集を見る唯織の前に現れた渚に「医師免許を持ち、権威ある放射線科医から才能を認められたのになぜ技師の道を選んだの？世界中から依頼が届いているんでしょ？」と聞かれ、唯織は子供の頃に”世界一のカメラマンになって杏の手伝いをする”という約束をしたことを話す。
ドラマ「ラジエーションハウス」第1話の視聴率
視聴率は12.7％でした。
ドラマ「ラジエーションハウス」第2話のあらすじ
唯織（窪田正孝）は、甘春総合病院院長の渚（和久井映見）から、放射線科医として働く気はないのか、と問われる。しかし唯織は、医師免許を取ったのは放射線技師として働く上で病気について深く知った方が良いと思ったからだと言って断る。放射線科医とタッグを組めば最高の診断ができるはず、と続ける唯織。その思いを受け止めた渚は、技師として働く以上、周囲に医者であることがばれないように、と釘を刺さした。
ラジエーションハウスの技師長・小野寺（遠藤憲一）は、妻から離婚を突きつけられていたが、それを拒否し続けていた。膝の痛みを訴える少年・健太郎（石田星空）のレントゲン撮影を行った際、離婚したら会えなくなるかもしれない息子のことを思い出す小野寺。辻村（鈴木伸之）とともに健太郎のレントゲン画像の読影をした杏（本田翼）は、成長痛の可能性があるとしてしばらく経過を見ることにする。
一方、唯織と裕乃（広瀬アリス）は、MRI検査にもかかわらず携帯電話を手放そうとしない富恵（宮田早苗）に手を焼く。閉所恐怖症だという富恵は、携帯電話に保存してある愛犬の写真を見せ、一緒じゃなければ入れない、と騒ぎ立てた。そのとき唯織は、かつて杏が捨て犬の手当てをしたことを思い出す。杏がそのときのことを覚えていれば、自分のことも思い出すかもしれないと考える唯織。
富恵は、威能（丸山智己）の機転によって無事にMRI検査を終える。ところが、その間に表につないであった富恵の愛犬が逃げてしまうトラブルが発生。唯織は、後を追って無事捕獲したものの、犬を連れ去ったと疑われ、部長の鏑木（浅野和之）から叱責される。実は富恵は、鏑木が研究費を支援してもらっている金田製薬の会長夫人だった。
健太郎に会った杏は、成長痛のことを話し、心配しないよう伝える。そこで健太郎は、母子家庭で、仕事ばかりしている母・美佐子（中越典子）に構ってほしくて大げさに痛がったことを打ち明けた。杏は、そんな健太郎に「お母さんはどんなに忙しくても、健太郎くんのことを一番大事に思っているはず」と話す。
検査を終えた健太郎は、美佐子とともに病院を出てバスを待っていた。ところがそこで、美佐子が激しい腹痛に襲われて倒れ……。
見逃し配信
ドラマ「ラジエーションハウス」第1話の見逃し配信は「TVer」と、1ヶ月無料の「FOD」で配信されています。
ドラマ「ラジエーションハウス」公式サイトはこちらから。